③免震・制震技術【建築】
建物は、常に地震に対して、強固でなければならないと言う観点から、耐震構造の設計基準が、随時改定され続けて来ました。
しかし、阪神淡路大震災以来、建物の考え方は、ただ堅固だけでなく、その揺れを吸収し、かつ建物への被害も最小限に押えようとする構造が、急速に増え始めています。
スライドセントルの鋼製型枠表面に、セラミック加工を施した。
- 免震構造
- 建物と基礎との間、又は建物中間層に、アイソレータとダンパーの組合せ部材により、建物へのゆれを低減、地震力を吸収する構造。
- 制震構造
- 建物内部に設置したダンパー等の各制御装置により、建物のゆれを低減、地震力を吸収する構造。
高密度ポリエチレン製のハニカム構造を形成しており、人力で迅速かつ簡単に施工でき、充填材も施工条件に応じて選択できる法面補強材。
構造の種類 | 装置の仕様 | 適応建物形状 | 地震に対する低減率 | 地震時の状況 |
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耐震(従来)構造 | - | 全てに適応 | 地震力に対し0% | 激しく揺れる |
免震構造 | アイソレータ+ダンパー等 | 重くて剛性の高い建物 塔状比4以下の建物等 | 地震力に対し50~70% | ゆっくり揺れる |
制震構造 | 極軟鋼、粘性ダンパー ハイブリッド型ダンパー等 | 軽く柔軟性のある建物 塔状の建物等 | 地震力に対し20~30% | やや激しく揺れる |
前橋警察署 制震(制震壁)
伊勢崎警察署 制震(制震壁)
東京福祉大 王子キャンパス 制震(制震ブレース)
群馬県庁 制震(TMD)
明治生命前橋ビル 免震(鉛プラグ入積層ゴム)
- 当社は安心できるまちづくりを目指して、耐震診断、耐震改修に取り組んでおります。
耐震の簡易自己診断や耐震診断・改修のフローを東京建設業協会のホームページでわかりやすく紹介していますのでご参考にしてください。